[VSCode] 拡張機能Git Historyの使い方

プログラミング

拡張機能「Git History」をインストール

「Git History」はVSCodeでgitの更新履歴を確認したり、git操作をサポートすることができる拡張機能です。

「Git History」を利用する場合は、拡張機能のパッケージをインストールします。
左側メニューから、拡張機能一覧(マーケットプレース)を表示します。
「Git History」をキーワード検索し、拡張機能アイコンが表示されたら、右下の「インストール」をクリックします。

コミット履歴を表示

プロジェクトのコミット履歴(ログ)を確認

キーボードで「Ctrl + Shift + P」でVSCodeのコマンドパレットを開きます。
左側のメイン画面上部に「git log」と打ち込み「Git: View History (git log)」を実行します。

Gitのコミット履歴(ログ)が表示されます。

ファイルごとのコミット履歴を確認

変更履歴を確認したいファイルの上で[右クリック]→[Git:view File HIstroy]をクリックします。

該当ファイルの変更履歴が表示されます。

ブランチの操作

ブランチ作成

ブランチを作りたいコミットの左側にある「+Branch」をクリックします。
(カーソルを当てると「Create a new branch from here」と表示されます。)

「Create branch from [コミットハッシュ値]」が表示されます。
任意のブランチ名を入力し[OK]をクリック。

Git Historyの上部メニューで、コミットログ表示をブランチで切り替えることができるようになります。

ブランチの切り替え(チェックアウト)

コミット履歴を表示するブランチ「ALL Branches」を選択します。

チェックアウトしたいブランチ名(緑の帯の部分)をクリックします。

チェックアウトするブランチ名がメッセージで表示されたら「OK」をクリックします。

VSCodeの右最下部にチェックアウトしたブランチ名が表示されます。

ブランチのマージ

今回は「ブランチ02」を「master」にマージします。

「master」ブランチをチェックアウトします。左最下部が「master」になっていることを確認してください。
「master」ブランチのHEADのコミットが「ファイルコピー03」になっています。

コミットログのブランチ「All branches」を選択し、マージしたいブランチ(今回は「ブランチ02」」の「More」をクリックします。

コマンドパレットが表示され、コマンド候補の中から「Merge this [コミットハッシュ値] commit into current branch」(このコミットを現在のブランチにマージします)を選択します。

選択したコミットのハッシュ値が表示されるので選択します。

このコミットをマージしますか?とメッセージが表示されるので、「Yes」をクリックします。

「master」ブランチのHEADが「ファイルコピー03」からマージしたコミット(ハッシュ値)に更新されました。

コミット情報の詳細を確認する

詳細を確認したいコミット履歴をクリックすると、コミット情報に関するメニューが表示されます。

確認できる項目

  1. コミットメッセージ
  2. gitユーザ名、コミット日時
  3. 変更情報(追加、削除)
  4. ファイルのパス情報
  5. ファイルソースを見る(view file content)
  6. ワークスペースとの差分を見る(compare files with current space)
  7. 直前コミットとの差分を見る(compare files with previous commit)
  8. 変更履歴

3、変更情報(追加、削除)

緑と赤のボックスマークにカーソルを合わせると、「added1&deleted1」という表示がでます。
直前コミットに対しての、追加(added)削除(deleted)の箇所数を確認することができます。

5、ファイルソースを見る(view file content)

コミットしたファイルのソースを確認できます。

6、ワークスペースとの差分を見る(compare files with current space)

ワークスペースに保存されているソースと、現在作業しているソースの差分を確認することができます。

直前コミットとの差分を見る(compare files with previous commit)

左側がコミット直前のソース。
右側が選択したコミットのソース。
差分内容は、赤、緑の網掛け、行に表示される「-」「+」マークなどで確認することができます。

ソース(記述)差分の見方

記述が追加されている場合

左側のソースが直前のコミット内容。右側が確認しているコミットのソースになります。

緑の透過で囲まれた部分は「追加した記述」部分になります。
左側の直前コミットのソースには無い部分のため、空欄(薄い斜線)になっています。

変更箇所(483〜500行目)には「+」マークが表示されています。

同一箇所の記述が変更されている場合

左側の元ソース(直前コミット分)の変更箇所(516行目)には、赤い透過帯がかかっています。
また、行数の横には「-」マーク表示されています。

右側のソースのコミットされた変更箇所には、緑の透過帯がかかっていて、行番号に「+」マークが表示されています。

ユーザ、ブランチ、ファイルで履歴情報を切り替える

File History画面の上部に、メニュータブ[Search][master][All Authors][Clear][Refresh]があります。

[All Authors]タブ

Gitユーザーを切り替えることができます。

[master]タブ

ブランチを切り替えることができます。

VSCodeには標準でGit機能がありますが、変更履歴を確認したい場合は、拡張機能「Git History」を導入してみると使い勝手が向上します。

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